2日目の鍋は旨い

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【2015年実施】池上線臨時ダイヤでの運行番号変更

 ここでは2015年10月12日実施の御会式ダイヤから導入された運行番号の変更基準について述べる.

 

 本記事では,「運行番号の変更」を「運変」と略記する.

 

 例年御会式ダイヤでは増発運行は定期運行の続番とし,終車まで変更することなく運転されるのが基本であった.しかし2015年の御会式ダイヤでは夜間に多摩川線から池上線へ直通した2運行を対象に,30番台の臨時列車への運変が行われた.これは通常ダイヤでは両運行が本来ならば蒲田駅多摩川駅での留置を行う運行であるため,その番号を予め空けた後に当日そこで留置を行う運行を運変するものである.

 続く2016年の御会式ダイヤでは臨時に出庫するものも含めピーク前に予め番号空けのための一通り運変を済ませておき,入庫が始まるピーク後に必要な分だけ運変を行うという手法がとられた.

 

 これらの変更方法に伴い,臨時に発生する運行番号はその順番によって以下のように分類される:

  • 32~35:出庫を繰り上げるもの
  • 11~20:16時頃に池上線で運変したもの
  • 32~35:入庫に際し定期運行から運変したもの

実際には32運行が2回発生するといったことはなく,夜間の臨時列車は夕方の続番で付与されている.

 

 余談ではあるが,2017年10月9日の90周年イベント時も当初6運行であった列車の時刻で11運行が運転されている.これは本来五反田留置となる11運行が夕方に入庫してしまうため,入庫後の折返しタイミングで6運行から11運行へと運変したものと考えられる.もっとも当日は混雑のため遅延が激しく,平復した頃には本来運変が予想される時刻を大幅に過ぎていたのだが・・・

 

 以上,2015年以降における臨時ダイヤでの運行番号変更の概観であった.